【京王杯2歳S】タワー「強い」重賞初V!鞍上ルメールも絶賛

[ 2017年11月5日 05:30 ]

ルメールを背に京王杯2歳Sを制すタワーオブロンドン(右)
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 2歳重賞「第53回京王杯2歳S」が4日、東京競馬場で行われ断然の1番人気に推されたタワーオブロンドンが直線鋭く伸びて快勝。前走・ききょうSに続く連勝で重賞初制覇を飾った。

 最内枠から道中は中団インを追走。直線で馬場中央に持ち出すと残り200メートルでエンジンに火が付いた。前を行く重賞勝ち馬2頭(カシアス、アサクサゲンキ)を並ぶ間もなく捉え、最後は2馬身差をつけた。メンバー最速の上がり3Fは33秒2と究極の切れ味。ルメールは「強い馬です。今回はたくさんいい馬がいたが、自信があった。調教もよく動いていたし、いいスタートを切って直線はいい反応だった」と満面の笑みで振り返った。

 これで4戦3勝。藤沢和師は今後について「ずっと厩舎にいたのでいったん放牧に出すが、朝日杯FS(12月17日、阪神)は候補」とG1を見据える。これまで4戦は1400、1500メートルでマイルは未経験だが、ルメールは「体が凄く大きくパワーがあってスプリンターっぽい。1600メートルはギリギリかもしれないけど、能力があるのでトライしましょう」と前向き。昨年サトノアレスで2歳王座を得た藤沢和厩舎が、今年も主役を送り込む。

 ◆タワーオブロンドン 父レイヴンズパス 母スノーパイン(母の父ダラカニ)牡2歳 美浦・藤沢和厩舎所属 馬主・H・H・シェイク・モハメド 生産者・北海道日高町ダーレージャパンファーム有限会社 戦績4戦3勝 総獲得賞金6810万2000円。

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