【ＪＢＣスプリント】好騎乗ノリ歓喜！イン強襲でモノノフＶ

好騎乗でＪＢＣスプリントを制覇したニシケンモノノフの横山典は歓喜のジャンプ
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　名手の冷静な判断が光った。ゴールまで残り１５０メートル。横山典騎乗のニシケンモノノフは先に抜け出したネロと外から迫ったコパノリッキーの間に突っ込もうとした。すると前を行く２頭が併せ馬をする形になり、前がふさがった。絶体絶命。だが、名手は瞬時に進路を内へと切り替えた。スペースができるとモノノフは矢のように伸びた。「いつも以上に元気が良かった。ずっと手応えが良くて、最後もどこに行こうか迷った。内に進路を取ったら伸び伸び走ってくれた」とＪＢＣ競走初勝利の横山典。口取り式ではデットーリジャンプを披露し、喜びを爆発させた。

　庄野師は１０年サマーウインド以来のＪＢＣスプリント２勝目。「休み明けの前走を使ってグングン良くなっていた。最後は“ノリさん、お願い！！”という感じで見ていた」。今後については「ドバイも候補の一つに入っている。行ってみたいな」。指揮官はつぶやいた。

　◆ニシケンモノノフ　父メイショウボーラー　母グリーンヒルコマチ（母の父アフリート）　牡６歳　栗東・庄野靖志厩舎　馬主・西森鶴氏　生産者・北海道新冠町の八木常郎氏　戦績３７戦１２勝（南関東４戦１勝）　総獲得賞金３億２１９８万４０００円。