【AR共和国杯】無敗ブリランテス、ブランク明けも迫力満点!

[ 2017年11月2日 05:30 ]

3頭併せで追い切るセダブリランテス(左手前)
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 3戦無敗と能力の底を全く見せていないセダブリランテスが、Wコースでの最終追いで迫力満点の動きを見せた。僚馬2頭を大きく先行させ、3〜4角で内を回って一気に差を詰める。直線は鞍上が手綱を引っ張ったまま最内へ。ゴールでは中のスターフィールド(2歳500万下)に2馬身先着、外のバトルマイスター(2歳新馬)には半馬身遅れたが、手塚師は「相手に合わせた形。ペースメーカーが遅くて時計(5F68秒1)は遅いが、ゴールすぎも脚を伸ばしたので大丈夫。仕上がりはいい」と満足そうな笑みを浮かべた。

 菊花賞の新星として注目を集めるはずだったセントライト記念を右前脚のザ石で回避。結果的にラジオNIKKEI賞(1着)から4カ月のブランクだが、師は「もう蹄は大丈夫だし、体もすっきり見せて春よりずっと良くなった」ときっぱり。順調さを欠いた影響は皆無で、むしろ成長度の大きさを強調する。

 その一方で、手塚師が「正直、やってみないと」と認める課題が距離。過去3戦は全て1800メートルで、一気に700メートルも延びる2500メートルに対応できるかは未知数。それでも指揮官は「掛かるタイプではないし、血統背景からは大丈夫。厳しいデータを払しょくしてほしい」と前向きだ。

 陣営には無傷V4、もしくは2着確保なら有馬記念参戦のプランがある。「(有馬は)まだ出走させたことがないからね。夢が広がる結果を期待」と師。そのグランプリで引退するキタサンブラックと最初で最後の対決を実現させるか。その可能性を十分に秘めた新星だ。

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2017年11月2日のニュース