【京王杯２歳Ｓ】「トーセン」島川氏へ贈るＣ・デムーロ劇勝再び！？

　【東西ドキュメント・栗東＝１日】兄のミルコばりに勝負強さを発揮したのが、弟クリスチャンだった。来日した前週は区切りのＪＲＡ通算１００勝に、スワンＳでも重賞勝利といきなりの大活躍。

　そのＣ・デムーロは今週も２重賞に騎乗しており、とりわけ京王杯２歳Ｓのトーセンアンバーには“馬主との縁”があっての騎乗依頼だというから興味深い。今年５月、イタリアのダービー馬となったマックマホーンは「トーセン」の冠名で知られる島川隆哉氏の所有馬。ダービー前に購入したもので、Ｃ・デムーロは「これがレースの動画、こっちがオーナーと並んだ写真」とスマホを駆使して菱田に説明した。

　島川オーナーにすればイタリアでダービーを勝利に導いてくれた鞍上が、来日しているのだから最優先に起用するのも至極当然。トーセンアンバーはキャリア４戦で、上がり最速が３度とディープインパクト産駒の特長を伝える脚質。馬は違えど、あの時と同様、ここでも“大外強襲劇”か。