【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】28日京都11R 条件が好転するセイウンコウセイの本領発揮を期待

[ 2017年10月28日 08:00 ]

 極端に悪化した馬場状態で行われた先週の菊花賞。3分18秒9という優勝タイム(ちなみに昨年Vのサトノダイヤモンドは15秒以上も速い3分3秒3!)が示す通り、極めてタフで我慢比べのような競馬になった。特殊なコンディションで能力を出し切れなかった馬もいるだろうが、だからといって、今年の菊花賞Vの価値が下がることはない。外から追い込んで2馬身突き抜けた優勝馬キセキの走りは称賛に値すると思う。馬体的にはまだ成長の余地を残しており、今後のさらなる飛躍が期待される。

 今週も再び雨予報。先週までとは言わないまでも道悪濃厚となれば、京都11R・スワンSは◎セイウンコウセイの復権舞台とみた。G1初制覇を飾った今春の高松宮記念が、稍重という発表以上に力のいる馬場状態。異例の高速馬場で超ハイラップを刻んだ函館スプリントSでは4着に失速しており、時計がかかる芝の方が合うのは間違いない。関東馬ながら京都芝では【2100】と抜群の好成績を誇っており、芝7Fの距離も6走前の1600万下・渡月橋Sで2馬身半差Vの実績。当時も重馬場の京都芝が舞台だった。硬い馬場状態に加えて、包まれる展開で不完全燃焼に終わった前走・スプリンターズS(11着)のうっぷんを晴らす大チャンスだ。

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2017年10月28日のニュース