【天皇賞・秋】リアリズム12秒1、派手さなくても集中MAX

[ 2017年10月27日 05:30 ]

併せで追い切るネオリアリズム(左)
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 秋の澄んだ空気に栗毛のボディーが映える。ネオリアリズムはWコースで併せ馬。サトノソルタス(新馬)を2馬身追走からスタート。水分をたっぷり含んだチップを力強く蹴り上げながら馬なりで内から並び掛けると、ジワジワと差を詰め鼻面をやっと並べたところでフィニッシュ。重馬場を考えれば4F52秒0〜1F12秒1の時計は秀逸だ。

 森助手は「1週前に1頭で抜け出した時に気を抜いたので、矯正しながらの追い切り」と意図を説明。新馬相手に併入と、決して派手な動きではないが、「最後まで集中して走れていた。休み明けだが動きは良く、仕上がりもいい」と課題はクリア。連覇の懸かった夏の札幌記念を爪の不安で回避し6カ月ぶりの“ぶっつけ”となるが、元々鉄砲は問題ないタイプ。いきなり力を出せる仕上がりとみていいだろう。

 充実の6歳シーズンを迎えている。今年の始動戦・中山記念で2つ目の重賞タイトルを手に入れると、春にはモレイラの“神騎乗”に導かれて香港G1・クイーンエリザベス2世Cを優勝。国内より先に海外G1のタイトルを手にした。森助手は「気性が前向きで若い時はコントロールがうまくいかないところがあったが、年齢を重ねて心と体のバランスが取れるようになってきた」と分析。東京コースは一昨年11月のウェルカムS(1着)以来だが、6戦3勝と苦手意識はなく「スピードの持続性を生かした先行力がこの馬の持ち味。いかにリズム良く進めるかがポイント」とレースを描いた。

 ドイツでリーディングを8度獲得したベテランA・シュタルケ(43)と初コンビを組む。今春はニュージーランドTで12番人気のジョーストリクトリを勝利に導くなど大一番での勝負強さは健在。「折り合いを付けるのが上手なジョッキー。能力を引き出してくれるのでは」(同助手)と手腕に信頼を寄せる。昨夏、やや重の札幌記念ではモーリスを撃破したリアリズム。雨予報も味方に、乱盾の台風の目となるか。

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