【天皇賞・秋1週前追い】ブラック復権Vへ加速1F12秒5

[ 2017年10月19日 05:30 ]

<天皇賞(秋)1週前追い>ジョーストリクトリと併せて追い切るキタサンブラック(右)
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 「第156回天皇賞・秋」(29日、東京)の1週前追いが東西トレセンで行われた。

 昨年の年度代表馬キタサンブラック(牡5=清水久)は、稽古役の黒岩(レースは武豊)を背に朝一番のCWコースへ。ジョーストリクトリ(富士S出走)を5馬身先行させ序盤は折り合いに専念。3角すぎで手綱を緩められるとグングン加速。力強い脚取りで一完歩ずつ差を詰めると最後は馬なりで流し首差先着。7F95秒8〜1F12秒5。見守った清水久師は納得の表情で振り返った。

 「やるごとに動きは良くなっていますね。間隔が空いても結果は出ているし、距離もスピードがあるので問題ないですから」

 春は大阪杯、天皇賞を連覇。ところが、前走の宝塚記念は激闘の疲れからか、不発に終わり9着。師は「生き物なので何かあったのかも。賢い馬なので体が壊れるのを恐れて、自分で走るのをやめたのかもしれないですね」と敗戦を振り返った。稽古役の黒岩は「前の馬をつかまえにいく雰囲気があったし、気持ちの面は大丈夫。あとはレースまでテンションを維持できれば」と立て直した効果を口にする。仕切り直しの秋初戦は王者の走りで威厳を示す。

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2017年10月19日のニュース