【盛岡・南部杯】リッキー連覇!史上最多並ぶG1・10勝目

[ 2017年10月10日 05:30 ]

南部杯連覇でG1・10勝目を挙げたコパノリッキー※岩手県競馬組合提供
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 盛岡では交流G1「第30回マイルCS南部杯」が行われ、コパノリッキーが昨年に続いて連覇。G1(交流含む)10勝目で、ホッコータルマエの最多勝記録に並んだ。

 ディフェンディングチャンピオンは付け入る隙を与えない。ノボバカラが逃げ、2番手ウインフルブルーム。1000メートル通過が59秒7と、同58秒0でハイペースだった昨年とは全く違う展開。

 だが、田辺とコパノリッキーは昨年同様、3番手を手応え十分に追走。4角で先頭に並びかけると、直線残り100メートルでバカラを4馬身置き去りにした。「スタートも上手で、欲しい位置が取れた。脚はたまっていたので最後のあの位置なら簡単には止まらないと思った。自信を持って乗ってと言われ、僕も馬を信じて乗れた」。笑顔の田辺は連覇、そして全幅の信頼を寄せる愛馬はG1・10勝目。

 「右前の膝裏に熱を持ったため帝王賞を回避し、ここに間に合わせようとやってきた。もうひと追い欲しいくらいの仕上がりだったがリッキーらしい、いい走りをしてくれた」と村山師も絶賛。続いて師は、次走・チャンピオンズC(12月3日、中京)でG1・11勝の新記録を狙うこと、さらに来春の種牡馬入りを明言した。

 東京大賞典(12月29日、大井)や川崎記念(1月31日、川崎)出走の可能性もゼロではなく、G1勝利数をどこまで伸ばすか。前人未到の挑戦へ大きな1勝を積み上げた。

 ◆コパノリッキー 父ゴールドアリュール 母コパノニキータ(母の父ティンバーカントリー) 牡7歳 栗東・村山明厩舎 馬主・小林祥晃氏 生産者・北海道日高町ヤナガワ牧場 戦績30戦15勝(地方15戦9勝) 総獲得賞金8億6966万4000円。

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2017年10月10日のニュース