【梅ちゃん先生 特別編】9日東京7R ハマヒルガオは府中の砂に咲く

[ 2017年10月9日 08:00 ]

 ハマヒルガオは海岸の砂地に群生する多年草。地下茎を蔓(つる)のように砂中に這(は)わせながら、淡い紅色の花弁を開く。名は体を表すというが、同名の競走馬も芝よりダートの方が向いている。前々走は抜け出しかけた直線半ばで気を抜きながら4着。集中力が持続しない気性だけに東京マイルへ1F短縮するのも好材料だ。同じ休み明けでも前走時よりもはるかに仕上がりがいいとあれば狙える。

 ≪京都9R スズカゼが波乱の砂じんを巻き起こす≫スズカゼはスピードよりもパワーに勝る性能。初ダートが吉と出そうだ。直線で進路を妨害されて手綱を引っ張りながら4着に好走したのが、やや重のニュージーランドT。坂路の重たいウッドチップの上を労せず加速するストライドも砂仕様を思わせる。母バレンソールはダートで4勝。母系の影響が強いのかもしれない。本日の京都競馬でいち押しの大穴だ。

 東京12R 砂の締めくくりはディライトラッシュ

 ディライトラッシュは前々走を10番人気で逃げ切った。転厩初戦、ブリンカー初着用で後続に1馬身1/4差の楽勝。「転厩したばかりで手探りだったが、あそこまで頑張ってくれるとは…」(堀井師)と陣営も仰天の大波乱を起こしたが、フロックではないだろう。昇級戦のうえ休養明けだった前走もインでモマれながら6着まで差を詰めてきた。ここでも勝負になる。

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2017年10月9日のニュース