【大村・海の王者決定戦】羽野差しV 平成生まれ初のG1制覇

[ 2017年10月8日 05:30 ]

平成生まれ初のG1タイトルホルダーとなった羽野
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 ボートレース大村のG1開設65周年記念「海の王者決定戦」優勝戦が7日、第12Rで争われ、2枠で出場した羽野直也(22=福岡)が2コースから差し切りG1初制覇を決めた。原田幸哉が2着、3着には山口裕二が入った。

 デビューから3年5カ月、羽野が平成生まれのレーサーとして初のG1制覇を成し遂げた。スーパーエース68号機と組み「優勝しないとおかしいくらいのエンジン」と優勝戦前日に話していた通りの快勝劇だ。2コースからコンマ06のトップスタートを決め、一瞬まくりに行くかと思われた。インの原田が抵抗しても冷静さを失うことはなく、差しに切り替えると、そこからの足が違っていた。「エンジンのおかげ。切り替えて差しても差さってくれました」。

 もちろんエンジンだけでは優勝はつかめない。何よりも“最優秀新人賞”を獲りたいという気持ちが大きかった。ライバルは、先のヤングダービー優出2着の仲谷颯仁(福岡=23)だ。「1期下の仲谷に先行されて、追いついたと思ったら、また先行されて…。凄く意識していました」。

 この優勝で最優秀新人賞はグッと近づき、来年3月の浜名湖SGクラシックの出場権も獲得。さらなるレベルアップを目指し、大きく羽ばたいていく。

 ≪羽野次走は福岡スポニチ杯≫原田幸哉、山田哲也、山口裕二、新田泰章の次走は14日からの桐生G1赤城雷神杯。松井繁、山崎智也、坪井康晴、毒島誠、峰竜太、桐生順平ら強豪と優勝を争う。羽野直也は12日からの福岡スポーツニッポン杯争奪戦。下條雄太郎、樋口由加里、前田将太らが参戦。赤坂俊輔は17日からの徳山G2徳山モーターボート大賞。三角哲男、市川哲也、重成一人、森高一真、吉田拡郎らとVを争う。

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2017年10月8日のニュース