【梅ちゃん先生・特別編】8日東京10R プラネットの相手も1点

[ 2017年10月8日 08:00 ]

 本日の勝負馬は本紙コラムでも書いた東京12Rのラユロット。フランス語でフクロウの意味である。「腕時計の逸品があるんだ。文字盤にはフクロウの蒔絵(まきえ)。作者は藤沢一雄だぜ」。平井の酒場で常連の金城がそのデザイン画像を見せてくれた。藤沢一雄氏といえば信州に工房を持つ蒔絵(金属粉で装飾する漆の技法)の伝統工芸師で知られるが、腕時計のデザインも手掛けていたのか。「値の張る腕時計だから3連単を1点で仕留めなきゃ手が出せねえよ」と金城は言うが、同姓のレジェンドトレーナーが仕上げたソウルスターリング(毎日王冠)とラユロットを頭に据えた3連単馬券を転がせば…。いや、その前に買っておきたいレースがある。

 ≪東京10R プラネットの相手も1点≫ディーズプラネットは1000万から準オープンへの昇級戦になるが、今年2月のオープン・バレンタインSで小差3着。東京コースは持ち前の決め手を生かせるベスト舞台だ。昨年11月の東京戦(武蔵野S14着、霜月S9着)は2度続けて大外枠を引く不運。掛かり癖を露呈したが、5枠10番なら馬群を壁にして折り合える。相手は藤沢和雄調教師が送り出すレッドゲルニカ。この両馬の馬連1点で軍資金をつくって、毎日王冠、最終レースへ転がせば蒔絵の腕時計…。「絵空事、言ってんじゃないわよ。欲しけりゃ馬券なんか買わずに貯金しなさい」。女将から小言をちょうだいして店を出た。

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2017年10月8日のニュース