【サウジアラビアＲＣ】ミスターＸ　２勝馬ステルヴィオを信頼

　東京１１Ｒ・サウジアラビアＲＣはステルヴィオを指名する。メンバー中、唯一の２勝馬でここでの信頼度は一枚上。前走・コスモス賞は手薄な相手だったとはいえ、ノーステッキで勝ったのだから素直に評価したい。雨が落ち続けた重馬場をしぶとく勝ち切り、道悪予報の今日も頼もしい。

　デビューＶが今回と同じ東京の１６００メートル戦。スピードの違いで先行し、ラスト３Ｆの上がり（３４秒２）も最速という完勝劇だった。長く脚を使えるタイプで府中の直線は持ち味が生きる。最終追い（Ｗコース）は長めから追われて古馬と併入。北海道遠征も乗り越え、３戦目で抜群の気配が漂う。デビューから一貫して名手・ルメールが手綱を取る逸材。ロードカナロア産駒初年度の顔になれる器だ。馬単（１６）から（２）（３）（６）（９）（１３）（１４）へ。