【スプリンターズＳ】ニードル鋭伸！僚馬かわしラスト１２秒２

坂路併せ馬でララベスラーナ（左）と追い切るファインニードル
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　セントウルＳで重賞初制覇を果たした“上がり馬”ファインニードルは初コンビの内田が騎乗して感触を確かめた。坂路でララベスラーナ（３歳５００万）を６馬身追走からスタート。終始馬なりだったが、スムーズに加速してゴール前で僚馬をきっちり半馬身かわしてフィニッシュ。時計は４Ｆ５５秒１〜１Ｆ１２秒２をマークした。

　内田は「動き自体は凄くいいね。事前に言われていた通り、乗りやすい馬だった。Ｇ１で人気するくらいの有力馬だと思う」と納得の表情。「今の中山も合いそう」と続け、レースのイメージを膨らませた。

　前が詰まって不完全燃焼だった北九州記念（５着）のうっぷんを晴らすようなセントウルＳでの快勝劇。「ここ２走は凄く状態が良かった」と振り返るのは鵜木助手だ。この中間はその“絶好調”をいかにキープするかに重点を置いて調整しているが「普段の暴れ方なんかは、いい時の切れを感じます。４歳のこの時期はグンと成長してもおかしくない」と、伸び盛りの成長力をもって中２週続きのローテもカバーしてくれそうだ。

　地道に勝ち上がってデビュー２２戦目にして迎えるＧ１初挑戦。この勢いで、いきなり頂点に上り詰めても何の不思議もない。