【スプリンターズS】ファルクス ぶっつけ本番でも「走る」

[ 2017年9月27日 05:30 ]

スプリンターズS連覇を狙うレッドファルクス
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 連覇を狙うレッドファルクスは、G1初制覇となった昨年同様、前哨戦を使わない“ぶっつけ本番”。尾関師はその理由を「春の厳しい連戦の疲れを取ること優先。この馬にとって最適なトライアルもない。久々でも、しっかり仕上げれば走る馬だから」と理由を説明する。

 昨年は7月のCBC賞から3カ月ぶり、今年は6月の安田記念から直行と、休養期間が1カ月長いが、指揮官の懸念は別のところにある。「昨年は千二から千二の臨戦だったが、今年はマイルからのスプリント戦。そのあたりが、レースぶりにどう影響するか」と冷静に分析する。

 春3戦は高松宮記念3着、58キロを背負っての京王杯SC優勝。さらに久々のマイル戦だった安田記念でも首+首差の3着と、安定感抜群の成績を残してきた。「連戦で結果を出してくれたのは成長の証。特に安田記念は強い相手に速い時計(1分31秒6)で走ってくれた。改めて強くなったと感じた」と師は振り返る。あくまで「ベストは左回り」としながらも「昨年勝っているわけだし、調教もしっかりやれているので」と、王座防衛へ静かに闘志を燃やす。

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2017年9月27日のニュース