【スプリンターズS】菊池に重なる“小兵”ディレクターに大きな夢を

[ 2017年9月27日 05:30 ]

坂路で調教するダンスディレクター
Photo By 提供写真

 【G1ドキュメント=26日】宝塚記念以来の栗東出張。たった3カ月とはいえ、厚く覆われた自転車のホコリを見ると、月日を感じる。今週はこれをフル活用して、スプリンターズSの取材に精を出さなければならない。村松は気合を込めて、駐輪場の奥から“相棒”を引きずり出した。

 この日、最後に向かったのが笹田厩舎。ダンスディレクターはG1初挑戦の昨年スプリンターズSは流れに乗れず15着。昨年の高松宮記念は脚部不安で直前回避、今年の同レースは骨折で出走かなわず。シルクロードS2勝の重賞ウイナーだが、なかなか大舞台に立てなかった。カイバをがっつくディレクターに頼もしげな視線を送るのは、担当の新垣厩務員。「セントウルS(3着)を叩いて上積み十分。7歳ですが使っていない分、まだまだ若い」と丁寧に教えてくれた。

 聞けば、同厩務員は熱心な広島カープファンだとか。「黒田が引退して故障者も出たけど、今年は強かった。地道に育成してきた成果なんでしょう」と強さの秘けつを分析。同じく広島を愛する村松の「ディレクターをカープの選手に例えると?」との質問には「菊池(涼介)ですかね。共に小さい体で頑張っていますから」とニッコリ。440キロ前後と短距離馬としては小柄な相棒を、1メートル71とこちらもプロでは小兵ながら攻守で活躍する若武者の姿と重ねた。

 「今週G1を獲って、そしてカープが日本一になってくれれば最高」と締めくくってくれた新垣厩務員。長い長い暗黒時代を経て“全盛期”を迎えるカープのように、苦境を乗り越えたディレクターに幸運が舞い降りるかもしれない。

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