【オールカマー】ブラックバゴ“実りの秋”へ得意の中山歓迎

　【東西ドキュメント・美浦＝２０日】秋競馬序盤は“夏の思い出”がものをいう。オールカマーの登録馬にブラックバゴの名を見つけた岡本は、すぐに函館出張時の取材メモを取り出した。前走・五稜郭Ｓは現地で取材。テン乗りで鮮やかな差し切りを決めた岩田は「いい脚を持っている。どういう競馬でもできそう」と高く評価していた。

　元々２〜３歳時にはホープフルＳ３着、京成杯２着と重賞で好走していた馬。その後はノド鳴りで伸び悩んだが、手術して復調した。手術後の５歳になって２勝を挙げてオープン入り。押野助手は「帰厩時からいい状態で、変わりなくきている。あまりレースを使っていない分、馬も若い。メンバーは強くなるが前走みたいな競馬ができれば」と手応えをにじませた。２度の重賞好走と同じ中山はもちろん歓迎。岡本は“実りの秋”の到来を予感した。