【紫苑S】人気ディアドラ接戦を制す!秋華賞の切符ゲット

[ 2017年9月10日 05:30 ]

<中山11R・紫苑S>岩田を背にレースを制したディアドラ(右)
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 秋華賞TRのG3「第2回紫苑S」が9日、中山競馬場で行われ、1番人気ディアドラが札幌HTB賞に続いて2連勝。2着カリビアンゴールド、3着ポールヴァンドルまでが秋華賞(10月15日、京都)の優先出走権を獲得した。

 ゴール前は上位3頭の叩き合い。中団から外を鋭く伸びたディアドラが、長い写真判定の末、鼻+鼻差の接戦を制した。辛勝ながら16番枠から終始外を回っての競馬に、岩田は「着差以上に強い内容。次につながる競馬ができた。馬もひと回り成長して、一戦ごとに強くなっている」と納得の表情を見せた。

 橋田師は「最後は届いているか心配だったが、岩田君が次も考えて、思った通りのレースをしてくれた」と鞍上に最敬礼。「札幌、中山とあえてコーナー4つの競馬を経験させ、確実に権利を獲れた。牝馬だけど堂々としているのがいい」と、本番を見据えた思惑通りの過程に満足顔だ。

 次は集大成を見せる本番。「夏を乗り越えたし、後は無事に京都に向かってくれれば」と話した岩田だが、同じ路線には、同じく主戦を務めるファンディーナもいる。橋田師は本番の鞍上について「どうなるかな…」と語るにとどめたが、誰が乗るにせよV候補の一角を担うのは間違いない。

 ◆ディアドラ 父ハービンジャー 母ライツェント(母の父スペシャルウィーク)牝3歳 栗東・橋田厩舎 馬主・森田藤治氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績13戦4勝 総獲得賞金1億779万2000円。

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2017年9月10日のニュース