【万哲の乱 特別編】10日阪神11R 動き重視でアルティマブラッド

[ 2017年9月10日 08:00 ]

 「夏は格より調子」という。茨城にある美浦トレセンも含めて、東日本はすっかり秋の気配だが、関西圏は残暑が厳しいようだ。日曜の阪神競馬場(兵庫県宝塚市)の予想最高気温が32度。こうなると、実績よりも目下の状態が優先。

 阪神11R・セントウルSは(3)アルティマブラッド。6日の最終追いは4F51秒4〜1F12秒3。実戦さながらに最後までしっかり追って、併せたブラックスピネル(日曜中山の京成杯AHに出走)に1馬身先着した。稽古駆けする相手にこれだけ動けば、状態の良さは疑いようがない。休み明けを2度叩き、前走・北九州記念(6着)よりは一段上のレベルにある。母アルティマトゥーレは09年セントウルS優勝馬で、今回の阪神芝1200メートルは絶好条件。さらに阪神芝1200メートルはスタート直後がすぐ3コーナーのカーブ。絶好の内寄り3番枠を引き、好位で流れに乗れるのもいい。

 《もうひと押し》中山10R・ながつきSは(15)ウインオスカー。中山ダート1200メートルは「スタート地点の芝部分を長く走れる外枠有利」は鉄則。前走・越後S(2着)の1分11秒7も優秀で、栗東〜中山の長距離輸送による大幅な馬体減がない限り、大崩れは考えにくい。

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2017年9月10日のニュース