【セントウルS】フィドゥーシア 夏の短距離王へ気合50秒4

[ 2017年9月7日 05:30 ]

<セントウルS>CWコースを3頭併せで追い切るフィドゥーシア(手前)
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 阪神日曜メイン「第31回セントウルS」の追い切りが東西トレセンで行われた。

 勝てばサマースプリントシリーズ王者に輝くこの一戦。フィドゥーシアが、CWコースを鋭い伸びで駆け抜けた。直線半ばでネフェルティティ(4歳500万)、プラネットナイン(3歳未勝利)を馬なりのまま抜き去り、ゴーサインを出すとスッと反応して2馬身先着。ゴール後も手綱をしごいて、気合を注入した。見届けた松元師も満足げだ。

 「体が気持ち立派になっているので、少し追うように指示を出した。時計(4F50秒4)もいいし動きは良かった。順調ですね」

 連勝の勢いに乗って挑んだアイビスSDは、持ち味の先行力を生かして抜け出したが惜しくも2着。指揮官も「一生懸命走っていたけど、不意を突かれた。ソラを使うところがあるから」と悔しそうに振り返る。

 スプリントG1・2勝の母ビリーヴも条件戦を使いながら力を付け、02年秋の当レースVからスプリンターズSを制した。母も担当した吉田厩務員は「もう15年も前のことか。長いようで短かったな」と懐かしみながら「ここで負けているようでは、G1とか言ってられない。何とか、一つタイトルを」と母子制覇に期待を寄せた。

 ≪8頭に優勝の可能性≫セントウルSはG2で1着12P、2着6P、3着5P、4着4P、5着3P、6着以下1Pが加算される。フィドゥーシアは1着に限り逆転シリーズV。フィドゥーシアが敗れ、ラインミーティアが4着以内に入ればV(4着の場合はエポワスと同点V)。2Pのアルティマブラッド、スノードラゴン、ファインニードル、プレイズエターナル、ラヴァーズポイントが1着ならエポワスと同点Vの可能性を残している。

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2017年9月7日のニュース