【先週の新馬戦】大化けの素質秘める巨漢ランスマン

[ 2017年9月5日 05:30 ]

 夏競馬最終週の新馬戦は5鞍と寂しいラインアップ。それでも同じ5鞍で行われた昨年は、フローラSで2着に好走したヤマカツグレースが勝ち上がっており、素質馬が隠れている可能性は十分。そういった意味で新潟芝1400メートルを勝ったランスマンは今後が楽しみになる一頭だ。550キロの巨漢を引っ提げて登場し、3角付近からの進出で、ラストまできっちり伸び切った。大型馬ながら柔らかい身のこなしが特長で、陣営は今後の距離延長も視野に。実戦を重ねてさらに反応が良くなっていけば、化ける素質を秘めている。

 札幌芝1500メートルを勝ったのは、スズカフェラリー。外からの早め進出で、昨年の2歳王者サトノアレスの半弟サトノテラス(1番人気)を撃破した。序盤のチグハグ感は、いかにも新馬戦といった様子だったが、伸びのあるフットワークは能力の高さを印象付けた。

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2017年9月5日のニュース