師匠の教え守り重賞初V!25年目で悲願かなった佐藤裕師

[ 2017年8月25日 05:30 ]

佐藤裕太調教師
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 【地方競馬です!!】7月25日の習志野きらっとスプリント(S3)をスアデラ(牝4)で勝ち、重賞初制覇を飾った佐藤裕太師(42)。調教師としては14年10月の開業以来、4年目での制覇。さらに騎手時代も含めると、93年の初騎乗以来、競馬人生25年目での悲願達成となった。「胸がいっぱいです」と感無量の表情を浮かべていた師。誠実で温厚な人柄は誰からも愛されており、多くの関係者から祝福の声を掛けられていた。

 佐藤裕師といえば故川島正行師の1番弟子として知られる。同厩舎が育て上げたアジュディミツオーやフリオーソなど、JRAや世界を相手に戦った名馬の調教など、裏方として厩舎を支えていた存在だった。「スアデラは入厩当初から重賞を取れると思っていました。“馬に合わせて無理をさせない”という川島先生の教えを守ってやらせていただいている。先生の命日(9月7日)には(墓前に)報告に行ってきたいと思います」と話した。

 スアデラの次走はスポニチ盃アフター5スター賞(30日、大井)の予定。ここを勝って東京盃(10月4日、大井)の優先出走権を獲得し、さらにそこを勝ってJBCスプリント(11月3日、大井)の優先出走権を手にするのが青写真だ。(鈴木 智憲)

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