【キーンランドＣ】ペロペロは闘志の表れ！？ソルヴェイグ

　【東西ドキュメント・札幌＝２２日】雨に打たれながら、キーンランドＣ出走馬の談話を集めていた高木。鮫島厩舎の馬房をのぞくと、作業終わりの松浦助手がソルヴェイグの横に立っていた。「函館で２週続けてしっかりやったので明日はサラッと。状態は良いですよ」。と、口を開いた同助手がおもむろに右手を馬房に近づける。それをペロペロとなめ始めた同馬。「こうしていると、いつもおとなしいんですよ」。異様な光景で取材が始まった。

　昨秋のスプリンターズＳで３着の実績馬。昨年のここは函館ＳＳ優勝後に４着に敗れたが「あの時も悪くない状態だったけどスタートが決まらなくて…。今は体が大きくゴツくなってきたよ。洋芝も合っている」とリベンジに燃える。まして４歳秋を前に、賞金を加算しておきたい一戦だ。「ここは内容よりも結果が欲しいね」。熱いフレーズとは対照的に、おいしそうに腕をペロペロし続けたソル。「ほんまに、だしでも出てるんかな」。何だか応援したくなるコンビだった。