【北九州記念】ブルズアイ完全復活へ!推進力戻った51秒9

[ 2017年8月17日 05:30 ]

坂路を軽快に駆け上がるエイシンブルズアイ
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 ライトに照らされた栗毛の馬体を弾ませ、エイシンブルズアイは朝イチに坂路へ。テンの1Fを14秒5で入り、そこからグンと加速。重心を沈め、素早く四肢を回転させる。スピードに乗って4F51秒9、ラスト12秒3でフィニッシュ。午前5時の開門とあって、まだ薄暗い時間帯でも動きの良さはハッキリ確認できた。稽古を見届けた野中師が納得の表情で切り出す。

 「予定通り。相変わらずいい感じだし、しっかり動けていた。暑さにヘコたれることなく、ここまで順調に来ているよ」

 昨年3月のオーシャンSで重賞初制覇を飾り、続く高松宮記念5着とG1でも崩れていない。この実績が示す通り地力は確か。ただし、昨夏以降の成績が振るわなかった。今年はダート(天王山S6着)で休み明けをひと叩きして前走・函館スプリントSが6着。着順はもうひとつでも野中師は走りを評価している。

 「前走は4コーナー手前で進路がなくなって、そこで切り替えるロスがあった。スムーズだったら…と思える競馬。一時期は調子が上がらなくて走り切れていなかったけど、そのスランプから立ち直ってきた。復調の兆しはあるよ」

 2カ月ぶりでも態勢は整った。「重量に敏感なところがあるから(ハンデ)56キロで収まって良かった。元々能力があるし、時計が速くなっても対応可能。久しぶりにタイトルを獲らせてやりたい」とトレーナー。完全復活を期して真夏の小倉に乗り込む。

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2017年8月17日のニュース