【新潟新馬戦】武藤師の息子・雅、バルカンで“恩返し”

[ 2017年8月16日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=15日】札幌、小倉の重賞に出走する関東馬は既に現地に移動。重賞出走馬のいない美浦に入った浜田は新馬取材がメインだ。武藤師が新潟(土曜5R芝2000メートル)でデビューさせるノーブルバルカンは、北海道トレーニングセール出身。感触を問うと「セリの前から注目していたが、ダートの調教でタイムが出なかったのでリーズナブルに(350万円)。でもゲートが速いし、軽い走りで身のこなしもいい。結構期待している」と上々だ。

 師の楽しみはもう一つ。息子で今春騎手デビューした雅が手綱を取る。初勝利は同期5人で一番遅かったが、その後は着実に白星を積み上げ、現在9勝で同期トップ。一方で、父の厩舎の管理馬では、まだ勝っていない。「まだまだ歯がゆい騎乗が多いけど、いろんな厩舎に乗せてもらって経験を積めているのはありがたい」と師。騎手だった師のデビュー年は10勝。「俺の1年目を超えたら、ごちそうしてやると約束した。早く超えて、そろそろうちの厩舎にも貢献してほしいね」。そう語る父の表情は愛情にあふれていた。

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2017年8月16日のニュース