矢作師がJRA通算500勝達成!歴代2位のスピード記録

[ 2017年8月6日 05:30 ]

JRA通算500勝を達成した矢作芳人調教師
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 矢作芳人師(56)が5日、札幌6R・3歳未勝利(芝2600メートル)でJRA通算500勝(史上135人目、現役28人目)を達成した。12年5カ月5日での達成は、池江泰寿師の12年4カ月23日に次ぐ歴代2位のスピード記録。

 エール(セン3)で殊勲の手綱となった愛弟子・坂井瑠星(20)は「先生から決めてくれと言われていたので勝てて良かったです」と責任を果たして安どの笑み。師匠・矢作師は小倉競馬場で勝利を見届けていた。

 「いつも頑張ってくれている馬、スタッフ、家族にありがとうと言いたいです。これだけ早く達成できたのは応援してくださっているオーナーやファンの皆さまのおかげです。深く感謝いたします。もっと競馬を盛り上げられるよう楽しく努力していくので応援よろしくお願いします」

 05年に開業して12年にディープブリランテでの日本ダービー制覇などJRA重賞25勝。全国リーディング2回(14、16年)などの輝かしい実績は、厩舎力のたまものだ。つながりが深い中谷や坂井といったジョッキーを含め、厩舎全体が結束し、ひとつにまとまっている。今年は先週終了時点で全国6位。このメモリアルを通過点にして「チーム矢作」がさらなる勝ち星量産を狙っていく。

 ◆矢作 芳人(やはぎ・よしと)1961年(昭36)3月20日、東京都生まれの56歳。東大合格者の宝庫・開成高を卒業後、ホースマンを志し、オーストラリアで修業。05年に調教師として厩舎を開業した。12年にディープブリランテで日本ダービーを制した敏腕トレーナー。趣味の競輪では、馬主でもある元競輪選手・山田裕仁氏を筆頭に多数の選手と交流がある。

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2017年8月6日のニュース