【アイビスSD】ミスターX フィドゥーシアが千直で戴冠!

[ 2017年7月30日 05:30 ]

 新潟11R・アイビスSDはフィドゥーシアだ。近4戦で3勝の同馬。4連勝で一気にG1馬へ駆け上がった母ビリーヴを彷彿(ほうふつ)させる充実ぶりだ。母の02年スプリンターズSはくしくも新潟での開催。娘の重賞初制覇の舞台には新潟がよく似合う。

 “千直”初挑戦だった前走・韋駄天Sが鮮やかな勝ちっぷり。スピードの違いで一気に押し切り、今回再戦する7頭を一蹴した。ハンデ戦で54キロを背負っていたが、今回も同じ重量。2着シンボリディスコ(55→56キロ)など負けて重量を増やす馬が多い中、このアドバンテージは大きい。昨年覇者ベルカントが引退し、“直線競馬の顔”ネロも58キロを背負う。小粒ぞろいな今年は人気でも逆らえそうにない。馬単(10)から(3)(4)(9)(14)(16)へ。

 札幌11R・クイーンSはパールコード。5着だったマリーンCからの参戦だが、その前走はダート戦。芝のG1で好走歴(16年秋華賞2着、エリザベス女王杯4着)のある地力は無視できない。洋芝は初参戦だが、陣営が砂転向を考えたほどのパワータイプ。500キロを超える馬体でクリアする可能性が高い。

 現地での最終追いが絶好の動き。併せたサルドナを楽に抜き去り、ラスト1F11秒2の極上の切れ味を披露した。片山助手も「ホンマに良かった。先週とは動きが違う。スイッチが入ってきた」と絶賛。そのサルドナは土曜の500万を勝利し、好調馬を相手に最高の調教を終えたといえる。G1馬2頭に注目が集まる今年のクイーンS。この馬が盲点になっているなら、かなりおいしい。馬単(10)から(2)(6)(7)(8)(12)へ。

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2017年7月30日のニュース