あっぱれ“夏男”9歳ゴーディーが見せる“サマードリーム”

[ 2017年7月28日 05:30 ]

5年ぶりに重賞を制したゴーディー
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 【地方競馬です!!】26日に行われた「第38回サンタアニタトロフィー」は、的場文男(60)騎乗の9歳馬ゴーディー(大井・赤嶺)が4馬身差をつけて逃げ切った。自身の持つ史上最年長重賞制覇記録を更新したレジェンドも凄いが、12年のこのレース以来、5年ぶり2度目の重賞制覇を飾ったゴーディーもあっぱれだ。5年前は息子の赤嶺亮騎手(30)の重賞初勝利でもあっただけに、赤嶺本浩師(63)は「5年前もうれしかったけど、5年かかって勝って、また違う喜びがある。本当に頭が下がる」と笑った。

 ゴーディーは2歳時から重賞に出走するなど息の長い活躍を見せ、通算67戦11勝。12年のサンタアニタT制覇後、屈腱炎のため1年2カ月の休養を挟んだが、それ以外はコンスタントに使われている。11勝のうち7勝を6〜8月の夏場に挙げており「夏男なんだよね。TUBEかサザンオールスターズみたい」と赤嶺師。血統も異色で、父プレシャスカフェは1年で種牡馬を引退。わずか12頭しか血統登録されなかった産駒の1頭。母イケノエメラルドは25勝もしたアラブだ。「次走はアフター5スター賞(8月30日、大井)。これからも地元優先に使っていく」と師。老いを感じさせない夏男が、また“サマードリーム”を見せてくれそうだ。(鈴木 智憲)

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2017年7月28日のニュース