22歳・小崎、豪州武者修行へ!滞在期間は「決めない」

[ 2017年7月26日 05:30 ]

海外競馬に挑戦することが分かった小崎
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 デビュー4年目のホープ・小崎が海外競馬にチャレンジすることがスポニチ本紙の取材で分かった。預託先はオーストラリアのトップトレーナーであるクリス・ウォーラー調教師。滞在期間は「決めない」としているが、今年末までが目安となるもよう。日本出国は来月の24日を予定している。

 オーストラリアに拠点を置いて、改めて競馬という競技と向き合う。実績や知名度、さしたる人脈すらない22歳の決断だった。契機となったのが短期免許で来日経験のあるヒュー・ボウマン騎手のサポート。それが、豪州のトップトレーナーのもとへ身を寄せることつながった。

 「決してオーストラリアにこだわっていた訳ではありません。ただ、海外にはチャンスがあれば若い時から挑戦したいとは思っていました。それがこのタイミングです。ボクの希望をくんだ人を介して行き先が決まりました」

 ニューサウスウェールズ州に厩舎を構える師は同国の年間勝利数の記録を保持し、G1ドンカスターマイルやコックスプレートには必ずといっていいほど人気馬を送り込む名伯楽。キャリアアップへ、これとない環境といえる。

 「クリス・ウォーラー調教師は、セレクトセールにいらしていたのであいさつしました。競馬に乗れる保証はないけど、失う怖さもありません」

 決して楽な道ではないが、一大決心の武者修行に目を輝かせていた。

 ◆小崎 綾也(こざき・りょうや)1995年(平7)5月13日、滋賀県出身の22歳。父はJRA小崎憲調教師。14年4月19日に栗東・村山厩舎からデビュー。同日の阪神7Rケルンフォーティーで初勝利(4戦目)を挙げる。一昨年4月福島の落馬事故で左下腿部を骨折。9カ月後に騎乗を再開するも患部の回復が芳しくなく昨年6月に再手術。今年1月に復帰。関西の同期は松若、義。関東では石川、木幡初らがいる。JRA通算1243戦80勝(25日現在)。1メートル63、50キロ。血液型A。

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2017年7月26日のニュース