【函館2歳S】カシアス2歳“1番星”浜中は函館重賞初V

[ 2017年7月24日 05:30 ]

函館2歳ステークスを差し切って勝ったカシアス(手前)
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 夏の函館シリーズを締めくくる「第49回函館2歳S」は23日、函館競馬場で行われた。5番手を追走した1番人気カシアスが鋭く伸びて、17年JRA2歳重賞優勝第1号に輝いた。騎乗した浜中俊(28)は函館重賞初制覇。未勝利戦V馬の制覇(公営馬は除く)は02年アタゴタイショウ以来、15年ぶり。 レース結果

 終わってみれば、堂々1番人気に応える快勝劇。空前の混戦といわれた函館2歳Sを浜中が完璧騎乗で射止めた。内枠の先行馬を行かせ、5番手外の絶好位。ラチ沿いで懸命に粘るウインジェルベーラを図ったように頭差で差し切った。

 JRA重賞40勝の浜中は函館重賞初V。函館に本格的に滞在して2年目の結実に「あまり意識してなかったけど、うれしいですね。函館は食べ物もおいしいので」と笑顔がはじけた。

 シミュレート通りの“差し”だった。鞍上は「マイルまで持つ馬。行かせば行けるけど、逃げる競馬はしたくなった」と戦略を説明した。逃げて頭差で差された新馬戦(2着)の惜敗を糧に、続く未勝利戦はズバッと差した。「前2頭は楽なペースだな…と思ったけど、しっかりと捉えたあたりが能力。どんな競馬もできる。奥のある馬」と称賛の言葉を並べた。

 父キンシャサノキセキが函館スプリントS(08年)を制した思い出舞台で、孝行息子も世代最初のJRA重賞ウイナーに。清水久師は「結果的に枠(11番)も良かったかな。最後は2着馬もしぶとかったけど、よくつかまえた」と称えた。未勝利戦V馬の制覇は02年アタゴタイショウ以来、15年ぶり。新馬勝ち組より1戦多いキャリアをプラスに転化させた。指揮官は「追い日の時は前走と同じぐらいの体重と思っていたけど、結果的に8キロ増。張りも出てグンと良くなっていた。重賞を勝つまでは考えてなかったけど(5月に)栗東にいる時から“夏向き”と思っていた」と函館2歳Sを念頭に置き、即戦力として函館に送り込んだ。

 キタサンブラックでもおなじみのトレーナーが新たに送り出したG1候補生。同師は「2000〜2400メートルとは言わないけど…。折り合えるので1600メートルまではこなせると思う。これで賞金も加算できたので…。朝日杯FSや来春のNHKマイルCを目指したい」と“マイル王”を目指して鍛え抜く。来週から地元の小倉に参戦する浜中は「世代最初の重賞を勝ててうれしい。先々が楽しみ」と輝かしい未来を約束していた。

 ◆カシアス 父キンシャサノキセキ 母ラブディラン(母の父ディラントーマス)牡2歳 栗東・清水久厩舎所属 馬主・(株)カナヤマホールディングス 生産者・北海道新ひだか町谷岡牧場 戦績3戦2勝 総獲得賞金3936万円。

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