【万哲の乱　特別編】２２日中京１１Ｒ　関東馬コアレスキングは隠れ中京巧者

　初めて函館競馬場に行ったのが学生時代、函館３歳Ｓ（当時の名称）がメインで行われた９０年９月２３日。今なら東京〜新函館北斗間約４時間の北海道新幹線も選択肢になるが、貧乏学生時代だったので、夜行急行「八甲田」を乗り継ぎ、函館まで丸１日以上かかったと思う。今思うと函館３歳Ｓより、大沼Ｓ（古馬９００万条件）を勝ったメジロマックイーンの方が当時の強烈な思い出。競馬記者として初めての函館出張も９６年、函館３歳Ｓも含むラスト４週間だった。今、レース部で一緒に働いている田中君が遊びに来てくれたっけ。馬券的にも会心のヒットが多い重賞を、生観戦できるのはやっぱりうれしいもの。それにしても、初函館からは、もう２７年もたってしまったのか…。

　本日土曜は雨の心配がある函館や福島より、はっきり好天と分かっている中京が馬券勝負に得策？中京１１Ｒ・桶狭間Ｓは関東馬の（１５）コアレスキングを推奨。今回の中京ダート１４００メートル戦では１５年１２月三河Ｓで３着好走がある。不発だった３走前の立夏Ｓ（１３着）を除けば、今年は掲示板に毎回名を連ねている堅実派。先週１２日には坂路でラスト１Ｆ１２秒２、今週１９日は同１２秒４と上々の伸び脚。夏の暑さに負けず、しっかり動いている。コンビ復活の中谷とは３歳時の未勝利戦で３、２、３着と好走した縁もある。前走時で５３４キロの巨漢馬。パサパサに乾いたパワー勝負はもってこいで、時節柄のゲリラ豪雨さえなければ好勝負。

　《もうひと押し》福島９Ｒ・三陸特別は（２）アポロナイスジャブ。こちらは乾燥したダートより、湿った高速ダートが合う。予報通りに雨が降れば、鬼に金棒。