【中京新馬戦】関東馬の“鬼門”にクエスト半弟＆小島茂師が挑む

　【東西ドキュメント・美浦＝２０日】夏の中京の新馬戦はすっかり出世レースとして定着した。ハープスター、アドマイヤリードをはじめ多くの活躍馬が出ているが、関西の期待馬がこぞって出走するため関東馬は劣勢。１４年のロンバルディア（畠山）を最後に勝ち星がない。

　だが、その難敵にあえて挑む“猛者”がいる。小島茂師だ。１５年アストラエンブレム（２着）など出走４回は美浦の調教師で最多。今年は土曜５Ｒ（芝１６００メートル）にロードクエストの半弟ロードトレジャー（牡、父プリサイスエンド）を送り込む。これは手応えありかと岡本が直撃すると「いやいや、トゥザフロンティアが出るなんて２週間前まで知らなかったよ」と苦笑い。「気難しいところは兄と似ているけど、まだ淡々と走っている。背中はいいからそこに期待だね」と慎重な口ぶりだが、兄は左回りのマイルでデビュー２連勝。血が騒ぐかも？