【中京記念】“夏男”ガニオン全開!グンと加速4F52秒9

[ 2017年7月20日 05:30 ]

<中京記念>坂路で追い切るウインガイオン
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 朝イチのウッドチップで弾むウインガニオン。中家助手を背に午前5時ジャストに坂路入り。最初の1Fを15秒4でゆったり入ると、そこからグンと加速していく。2F目が12秒9、3F目が12秒2とスピードに乗り、ラスト12秒4でまとめてゴール。4F52秒9をモニターに刻み込んだ。中家助手の感触がいい。

 「いつも通り。特に変わったところはありません。ここ2走で勝ってくれたし、今は状態がいいんでしょうね」

 暑さがこたえるどころか気温の上昇とともにグングン調子を上げてくるタイプ。今年も待望のサマーシリーズを迎えた。一昨年の夏に未勝利と500万を連勝、昨夏は500万から1000万、準オープンと3連勝で条件クラスを卒業。6月から8月に限定すると、なんと7戦6勝だ。

 「どうしてこの時季の成績がいいのかハッキリしたことは分からないんです。ただ、冬場は体が硬くなるけど、夏場は柔らかい。そのあたりかもしれません」

 今春は休み明けの大阪―ハンブルクCこそ10着に敗れたが、谷川岳Sでガラリ一変の逃げ切り。前走・パラダイスSも逃げ切ってオープン特別2連勝を飾った。過去7勝のうち中京2勝を含めて左回りで6勝している点は見逃せない。

 「この馬には毎回ビックリさせられます。こんなに粘れるのか…と。左回りは合っているようだし、リズム良く競馬をしてくれたら。引き続き同じジョッキー(津村)はありがたい」

 連勝中の勢いに乗って重賞初参戦。騎手良し、出来良し、コース良し。生粋の夏男が得意の左回りで自慢のしぶとさをフルに発揮しそうだ。

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2017年7月20日のニュース