【中京記念】「7割」でレコード勝ち!重賞初V見えたブラックムーン

[ 2017年7月18日 05:30 ]

 日曜中京メインはサマーマイルシリーズ開幕戦の「第65回中京記念」。注目のブラックムーンは放牧を挟んで前開催の米子Sで戦列復帰。10頭立ての道中9番手から直線、馬群の外へ。ラスト100メートルの脚は他馬と明らかに勢いが違った。2着サトノラーゼンと着差は半馬身でも見た目のインパクトはそれ以上。勝ち時計1分31秒9はコースレコード、上がり3F32秒4も光っていた。橋本助手が振り返る。

 「元々休み明けを叩いて、ここの予定で前走は7割くらいの仕上がり。どうかなと思ったけど凄い脚を使ってくれました。あれでジョッキー(M・デムーロ)もどれくらい脚を使えるか分かってくれたんじゃないかと思います」

 西浦師は持ち味を磨く競馬に徹してきた。たとえ展開が向かなかったとしても、じっくり構え末脚勝負のスタイルを貫く。その積み重ねが実を結びつつある。

 休み明けで好走した反動はない。中4週のここに狙いを定め、先週水曜はCWコース6F78秒5〜1F12秒8とビッシリ負荷をかけた。「いつもCWではそんなに動かないけど、よく動きました。順調ですよ」と橋本助手。4度目の重賞挑戦で初タイトル奪取へ。真夏の中京マイル決戦に臨む。

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2017年7月18日のニュース