川口オートで火災発生…ケガ人ゼロも8R以降が中止に

[ 2017年7月16日 05:30 ]

場内モニターで中止を発表
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 ナイターG1「第41回キューポラ杯」を開催していた埼玉県川口市の川口オートレース場で15日午後5時25分頃、競走会地区(選手ロッカー内)において火災が発生した。施設関係者が119番通報し、8レース以降が中止となった。ケガ人はなく、4500人を超える観客にも大きな混乱はなかった。

 川口署や地元消防が状況を調べており、火元は選手ロッカー内のタイヤ研磨室のダクト(換気口)付近とみられる。午後8時すぎに鎮火した。永井克昌開催執務委員長は「ファンの皆さまには大変ご迷惑をお掛けいたしまして誠に申し訳ございません」とコメントした。

 煙が出たのはレースが行われる建物とは別の選手棟で、発生時には煙があっという間に選手ロッカー内に立ち込めたため、選手は競走車を外へ避難した。この日、9Rに出走を予定していた岩田裕臣(33、川口)は「レースどころではなく、身の危険を感じた」と青ざめた表情で振り返った。

 開催の打ち切りや順延などはなく、予定通り4日目が行われる。中止になったレースの車券購入者には払い戻しされる。

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