【9日・中京10R】ミリッサ 秋華賞へ向けて落とせない一戦

[ 2017年7月6日 20:17 ]

秋華賞を見据えて古馬に初挑戦するミリッサ
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 確勝を期した一戦だ。3歳牝馬のミリッサ(牝3=石坂)が日曜中京10R「有松特別」(9日)で古馬に初挑戦する。昨年のオークスを制したシンハライトの半妹となるダイワメジャー産駒。春のクラシック出走には一歩届かなかったが、秘める素質は優に重賞級だ。担当の大井助手は手応えを口にする。

 「前走も決して悪い状態ではなかったけど、息遣いはひと息だった。その点、今回は相手が強くなるから、しっかり仕上げたつもり。負荷を強めた分、確実に良くなってるよ」

 春は運にも見放された。エルフィンSは序盤でスムーズさを欠いて最後方からの競馬となり、負けて強しの3着。続くチューリップ賞も桜花賞の優先出走権獲得に一歩届かない4着。続く500万下の条件戦を制したことが、唯一の救いだった。その後は夏休みに入るプランもあったが、秋の最大目標の秋華賞(10月15日、京都)に向けて早めに賞金を加算するべく、夏競馬の参戦に踏み切った。

 「賞金的なことだけを言えば、ここを勝つと秋華賞に直行でも大丈夫。あえてこの時期に使う以上、しっかり勝って賞金を加算しないとね」

 秋華賞戦線は混沌としている。桜花賞馬レーヌミノルの出否はローズSの結果次第。オークス馬ソウルスターリングは毎日王冠から天皇賞・秋に向かうプランが有力となっている。ならば、なおさら主役の座も決して夢じゃない。悔し涙を流した春から、一転して実りの秋へ。夏の戦いが大きな分岐点となる。

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2017年7月6日のニュース