【七夕賞】「庭」の福島なら止まらない!アポジー動き上々

[ 2017年7月6日 05:30 ]

武士沢を背に追い切るマルターズアポジー
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 夏の福島を飾る名物ハンデ重賞「第53回七夕賞」の追い切りが5日、美浦&栗東トレセンで行われた。4月大阪杯(12着)以来の重賞2勝馬マルターズアポジーはラスト重点で上々の動き。福島は4戦3勝。重賞初制覇を飾った昨秋福島記念と同舞台で圧巻の逃走Vを決めるか。 七夕賞

 台風一過。マルターズアポジーが青空の下で力走した。Wコースで単走。序盤は丹念に折り合い、4コーナー手前で一気にピッチを上げた。直線は右ムチが何度も飛び、ゴール前も意欲的に追われた。5F67秒3〜1F12秒4。雨をたっぷり含んだ馬場をモノともせず、粘り強く伸びた。

 騎乗した武士沢は「先週ある程度やったので(レース週は)今までと同じように上がり重点。逃げ馬なので、最後まで踏ん張りを利かせるイメージで…。順調です」と手応え。動きを見守った堀井師も「前走(大阪杯12着)から間隔も空いているし、きっちりやった。これで完璧に仕上がると思う」と穏やかに話した。

 ただ1頭の重賞2勝馬。重ハンデが予想され、次週の函館記念も考慮して出否は慎重を期した。週初めに確定したハンデは4月ダービー卿CT(回避)と同じ57・5キロ。指揮官は「楽ではないけど、これ以上軽くならないと思ってもいた。暑さにも我慢してくれている。成績が示す通り、福島が一番得意なので」と正式にゴーサインを出した。

 G1の前走・大阪杯は果敢に逃げたが最後は後退した。鞍上は「失速というより、勝ち馬(キタサンブラック)にピタリと来られて力を吸い取られた感じ。あれがG1馬なんでしょう。小回りになるのはプラス。あとは力まず、自分のペースで行ければ」と力を込めた。昨秋福島記念Vを含めて、4戦3勝の“ベスト舞台”で反攻を期している。

 鞍上・武士沢はJRA通算300勝まであと1。一方、堀井師は騎手時代の重賞2勝が七夕賞。73年サンヨウコウと「東北記念」の名称で施行された76年ニッショウで制した縁の深い重賞だ。同師は「アポジーにとっても福島は庭のようなもの。他の馬を恐れずに競馬ができるから」と自身3度目の七夕賞Vを祈った。デビューから全20戦、一度もハナを譲ったことがない個性派。後ろを振り向かずに突き進めば、重賞3勝目が見えてくる。

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