【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】２日中京１１Ｒ　開幕週なら雨でもメラグラーナの地力信頼

　４月から本紙でコラムを連載している戸崎にエンジンが掛かってきた。先週は８勝の固め打ちで一気にリーディングのトップに浮上（８２勝でＭ・デムーロと並ぶも２着数の差で上位）すると、昨日も福島で４勝を上積み。未勝利だったライバルのＭ・デムーロ、ルメールとの差を広げた。４年連続リーディング獲得に向けては、まだ折り返し地点を回ったばかりだが、昨年も夏場に勝ち星を量産。中京に遠征する本日も有力馬がズラリそろっており、大暴れしそうなムードだ。

　当コラムの狙いも、戸崎が手綱を取る中京１１Ｒ・ＣＢＣ賞の◎メラグラーナ。ラピスラズリＳ→オーシャンＳを連勝して臨んだ前走・高松宮記念は３番人気で１０着に終わったが、１着セイウンコウセイの勝ち時計が１分９秒６とＧ１にしては極めて遅い決着。稍重という発表以上にタフな馬場状態だった。やはり極端に悪化した４走前の京阪杯（発表は重）でも１４着大敗しており、前走の敗因は馬場が悪過ぎたことに尽きる。

　放牧で疲れを取った後は順調に乗り込まれ、３カ月余ぶりでも仕上がり良好。今回も雨の影響が残りそうな状況だが、戸崎は「稍重くらいは問題なくこなせる」とのジャッジ。開幕週の絶好馬場なら極端な悪化はないはずで、前走のうっぷんを晴らす快走を期待だ。