【CBC賞】シャイニングレイ 北村友で“リフォーム”完遂へ

[ 2017年6月28日 05:30 ]

CBC賞に出走するシャイニングレイは今回が初の中京コースとなる
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 中京開幕週のメイン「第53回CBC賞」(7月2日)ではシャイニングレイが屈腱炎を乗り越え、14年ホープフルS以来の重賞獲りに前進した。

 「まあ何ということでしょう――」。そんなナレーションが聞こえてきそうな、ビフォーアフターだった。シャイニングレイは3F距離短縮の前走・安土城Sで一変。3番手から抜け出し14年ホープフルS以来、2年5カ月ぶりに勝った。高野師が振り返る。「1400メートルでもハイペースだったと思う。ジョッキーが何もアクションをせずハミを取っていた」。

 レース後はいったん、放牧へ。「気持ちに余裕のあるタイプではないので牧場の空気を吸って楽をさせたい」と説明。帰厩後は坂路で入念に乗り込まれている。この日も、坂路を軽く駆け上がった。

 今回はさらに1F短縮で初の中京コース。指揮官は「2000メートルをこなすスタミナがあるしそれが生きるスプリント戦になればいいなと。距離は短くなっても対応はできると思います」と話す。

 梅雨時だけに道悪かもしれない。2年前は重馬場でウリウリがV。マイル重賞(京都牝馬S)を勝った実績があり、このレースが初の6F戦だった。パワーのいる舞台になれば生粋のスプリンターでなくとも、浮上の可能性は十分にある。

 「力があるし道悪は大丈夫だと思う」と話す鞍上の北村友は、先の函館スプリントSをジューヌエコールで制した。ここも勝てば、サマージョッキーズシリーズで独走態勢を築ける。思えば弥生賞は1番人気で将来を嘱望されていた。勢いのある仕事人を背に“リフォーム”は完遂を迎える。

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2017年6月28日のニュース