武豊 節目の3900勝で宝塚記念へ弾み「絶対に勝たないといけない立場」

[ 2017年6月24日 14:31 ]

阪神3R、松本オーナーと笑顔で握手する武豊騎手(右)
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 宝塚記念の前祝いだ!!24日、阪神競馬場でJRAの至宝・武豊騎手(48=フリー)は、この日最初の騎乗となった第3レースでメイショウヴォルガに騎乗し快勝。JRA通算3900勝を達成した。

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 武豊は前人未踏の領域を歩み続けている。100勝単位で刻めば、これが実に“39回目”の区切りとなるメモリアル。

 「3900勝という数字は一つ一つの積み重ねで、重みは感じていますし、ありがたみも感じています。ただ、これからの方が大事ですし、もっと勝ち星を増やしていきたいし、4000勝は当然として明日の宝塚記念も頑張りたい」

 この日は午前中のレースだったにもかかわらず、武豊騎乗のメイショウヴォルガが1着で入線すると、場内は自然と温かい拍手で包まれた。そしてウイナーズサークルの周りは大勢のファンが囲み、お立ち台の武豊は祝福ムードに感謝した。

 阪神競馬場では昨年9月にJRA・海外・地方の勝利を合わせた通算4000勝を達成した競馬場である。その快挙時も今回と同じ“メイショウ”の勝負服だった。「トータル4000、の時もそうでしたからね」と武豊が言えば、同馬の松本好雄オーナーは「うれしいですね。縁、だと思います」と両者はがっちり握手した。

 25日の宝塚記念では断然人気のキタサンブラックで自身5勝目の宝塚記念勝利を目指す。

「自信をもって騎乗します。絶対に勝たないといけない立場ですから」。今週の阪神競馬場はサタデー、サンデーともに「武豊劇場」となるムードが漂っている。

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