【宝塚記念】大物食いが番狂わせ演出 ファン投票8位 サトノクラウン

[ 2017年6月23日 09:20 ]

調教を終え、気合の入った表情をみせるサトノクラウン
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 25日に阪神競馬場11Rで行われる。中央競馬・上半期の総決算「第58回宝塚記念」(G1、芝2200メートル)の枠順が確定した。唯一の海外G1馬サトノクラウン(牡5=堀厩舎、M・デムーロ)は大外8枠11番に入った。

 サトノクラウンは重賞5勝のうち3勝が単勝1倍台の人気馬を破ってのもの。昨年末の香港ヴァ―ズでは、単勝1・3倍の凱旋門賞2着・ハイランドリールを下して戴冠した。ハイランドリールは現地時間21日の「プリンスオブウェールズS」(英G1、芝2000メートル)でG1・6勝目を挙げた欧州を代表する名馬だ。

 今年に入ってからも京都記念で単勝1・7倍に推されていた1歳下のダービー馬マカヒキを撃破。その「大物食い」ぶりを発揮した。宝塚記念ではG1連勝中のキタサンブラックが圧倒的人気を背負うことが予想され、サトノクラウンにとっては最高の舞台設定となる。

 管理する堀師も「しっかりいい状態で能力を発揮してもらえれば、(キタサンブラックを)負かすこともできるのではないか」と潜在能力を高く評価。大阪杯では調教後馬体重495キロから17キロ減の478キロでの出走となってしまった。課題の輸送をクリアして番狂わせを演出する。

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2017年6月23日のニュース