【宝塚記念】サトノクラウン、爆発秘めた「静」の単走追い

[ 2017年6月22日 05:30 ]

単走で追い切るサトノクラウン
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 サトノクラウンの追い切り後の記者会見。打倒キタサンブラックの可能性について問われた堀師は「成績にムラがあるところを取っても、相手より自分との闘い」と前置きした上で「しっかりいい状態で能力を発揮してもらえれば、負かすこともできるのではないか」と話した。もちろんブラックの実力を軽く見ているわけではない。愛馬のポテンシャルの高さを信じているのだ。

 昨年暮れの香港ヴァーズで凱旋門賞2着のハイランドリールなどを下し、待望のG1タイトルを獲得。今年初戦の京都記念で連覇を果たしたが、国内G1奪取を狙った大阪杯は6着に敗れた。馬体重は12キロ減の478キロ。調教後馬体重495キロからも大きく減らした。師は「追い切りがピークになってしまい、当日のパドック、返し馬から覇気がなかった」と振り返った。同じ失敗は繰り返さない。大阪杯時は輸送を控えながら木曜追いで併せ馬と攻めたが、今回は「静」に転じた。水曜追いの単走、Wコースで5F70秒1〜1F13秒1。派手さはないが、力強い脚さばきを披露した。師は「フィジカル的にはあまり動かしたくないが、気持ちは乗せておきたい。そのあたりが難しい追い切りだった」と説明。「しまい気を抜いているというか本気で走っていない感じ」とメンタル面に注文を付ける一方で「香港遠征の後でフレッシュさを欠いた昨年(6着)より元気な状態で向かえるのかな」とフィジカル面には合格点を与えた。

 「暑い時季が苦手なことと輸送への対応。その2つがキーポイント」とレースまでのテーマを掲げた師。残り4日でいかに「しっかりいい状態」に持っていくかがトップ厩舎の腕の見せどころ。1番人気に推された皐月賞(6着)から2年余、すっかり立場が逆転した同期相手の“下克上”に挑む。

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