【宝塚記念1週前追い】清水久師太鼓判!ブラック3頭併せ最先着

[ 2017年6月15日 05:30 ]

3頭併せで追い切り、貫禄の走りを見せたキタサンブラック
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 「第58回宝塚記念」(25日、阪神)の1週前追いが栗東トレセンで行われた。10万票以上の支持を集めたキタサンブラック(牡5=清水久)は、CWコース3頭併せで貫禄の最先着フィニッシュ。調教パートナーの黒岩(レースは武豊)を背にパリンジェネシス(3歳未勝利)、ウィズ(2歳新馬)の2頭を1秒以上追走。直線は2頭の外から馬体を併せ、力強いフットワークで抜き去った。コースから引き揚げてくると、出迎えた武豊がキタサンブラックに熱い視線を送る。清水久師は「動きはいいと思います。1週前だし、ある程度やろうと。何もかも予定通り」と太鼓判を押した。

 大阪杯→天皇賞・春とG1を連勝。前走後は放牧を挟み、入念に乗り込んできた。2週前の7日にCWコースで6F80秒9、この日も79秒1と意欲的なメニューを消化。指揮官は「馬がレースが近いのを分かっているようで、自分で体の張りをつくっている」と目を細めた。

 春G1・3連勝を飾れば、登録済みのフランスG1・凱旋門賞(10月1日、シャンティイ)を含めた欧州遠征も現実味を帯びてくる。武豊は「勝たなきゃいけない立場。票数を見ても、ファンの期待を感じる」と意気込む。競馬界の至宝コンビが、上半期のグランプリを盛り上げる。

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2017年6月15日のニュース