【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】3日東京12R 目覚めた素質馬ロジブリランテが500万も楽々突破

[ 2017年6月3日 08:00 ]

 ルメールの騎乗が称賛された先週のダービー。向正面で後方から2番手まで押し上げた判断がVにつながったが、ポジションを上げたのは1Fのラップが13秒3と急激に落ちた800〜1000メートルの間だった。仕掛けてスパートしたわけではなく、抑え込まずに同じスピードで走らせた結果。この形を取れるように、ルメールは2コーナーで外めへ持ち出していた。ペース判断の確かさと、レイデオロの能力なら前々で目標になる形でも押し切れるという自信。この2つが“神騎乗”を可能にしたと思う。

 ダービーが終わり、今週からはクラス再編成で降級となる4歳馬が幅を利かせる時期。古馬との対戦が始まる3歳馬は壁に当たるケースも多いが、東京12Rの◎ロジブリランテは自信を持って推せる好素材だ。デビュー3戦は大柄な馬体を持て余す感じで凡走が続いたものの、3カ月半余の休養を挟んで出走した東京芝マイルの前走で走りが一変。1番枠から二の脚を利かせて先手を奪い、1分34秒1の好時計で危なげなく押し切った。ほれぼれとする雄大なフットワークで、他馬とはエンジンもサスペンションも別次元と思わせる勝ち方。まだまだ良くなる余地を大いに残しているが、500万クラスは涼しい顔で突破できる器とみた。

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2017年6月3日のニュース