デビュー9年目で400勝“天才肌”中野、視線は既に海外へ

[ 2017年6月2日 05:30 ]

船橋所属の中野騎手
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 【地方競馬です!!】5月30日の浦和競馬7Rでエドノマツカゼ(セン7)が勝ち、調教師と騎手がそろって区切りの勝利を挙げた。宇野木博徳師(43=浦和)は開業5年目で通算100勝目。「同期に比べれば早い方だから頑張った方かな。癖の悪い馬だがうまく乗ってくれた」と騎手を称えた。手綱を取った中野省吾(25=船橋)はデビュー9年目で同400勝を達成。「レース前に先生が100勝のことを話してきたので、僕は400勝が懸かっているんですよと。僕を愛してくれている先生なんで一緒に達成できて良かったです」と笑顔がはじけた。

 中野は昨年159勝を挙げブレーク。南関東リーディング4位へと躍進した。今年も43勝(5月31日現在)を挙げ、同10位につけている。13年に笠松、ホッカイドウ競馬で期間限定騎乗。その後、14年29勝、15年82勝と上昇気流に乗った。「以前は人と自信を持って話せなかった。3年前から成績が上がって、人を見ることも馬を見ることもできるようになった」と振り返った。

 「馬に乗るのはプレッシャーがなければ、とんでもなく楽しいだろうな」と瞳を輝かせながら語る中野。現在、海外での長期騎乗を念頭に入れ英会話を勉強中。天才肌の行く末が楽しみだ。(鈴木 智憲)

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