【安田記念】2頭出し音無厩舎が気になる存在

[ 2017年6月2日 05:30 ]

角馬場で乗り運動を終え、厩舎へ引き揚げるアンビシャス(左)とブラックスピネル
Photo By 提供写真

 【G1ドキュメント=1日】音無厩舎は先週の日本ダービーに3頭出しで臨んでアドミラブルが3着、ダンビュライトが6着、アメリカズカップは17着だった。◎アドミラブルで勝負した柏原は買い方をミスって撃沈。馬券を外したファンだけじゃない。厩舎スタッフも悔しい思いをしたに違いない。それでも次の週末はすぐにやってくる。敗戦のショックを引きずることなく気持ちを切り替え、ベストを尽くすだけ。安田記念はアンビシャス、ブラックスピネルの2頭で臨む。

 実はマイラーなのでは…。以前からそんな印象があったのがアンビシャスだ。実際に新馬、千両賞とデビュー2戦がマイルで連勝。それ以来のマイル起用になる。稽古をつける生野助手は「折り合いを考えると、この距離が一番合っていそうな気がします。追い切りは馬場が悪くてラスト1Fの時計が少しかかったけど、この馬なりにしっかり動けていましたよ」と力を込める。これまでGIでは善戦止まり。2F短縮がその壁を突き破るきっかけになるかもしれない。

 ブラックスピネルはダンビュライトと同じく浜田助手が担当。大型馬にとって汗をかきやすい時期になったのは大きい。前走・マイラーズC4着をステップに叩き2走目。この中間も余分な肉がつくことなく、体はキリッと引き締まっている。「状態はいい。前走は差し届かなかったけど上がり3Fはメンバー最速。立ち回りが上手だし、どんな競馬でもできると思うよ」と浜田助手。今週も音無厩舎が気になる存在だ。

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2017年6月2日のニュース