【オークス】桜花賞組の上位独占はここ7年なし…別路線組の好走パターンを分析!

[ 2017年5月19日 14:36 ]

3頭の大接戦となったフローラSはモズカッチャン(手前)が制した
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 3歳牝馬の頂点を決める「第78回優駿牝馬(オークス)」(G1、芝2400メートル)が21日、東京競馬場で行われる。09年オークスは1着ブエナビスタ、2着レッドディザイア、3着ジェルミナルと桜花賞と全く同じ着順となったが、その後ここ7年、オークスでは桜花賞組が上位を独占したことはない。

 別路線組で馬券になったのは近7年で11頭。なかでも10年サンテミリオン(前走・フローラS1着)、11年エリンコート(前走・忘れな草賞1着)、15年ミッキークイーン(前走・忘れな草賞1着)の3頭は優勝している。

 前走内訳はフローラS組が8頭。忘れな草賞組が2頭。そして14年3着のバウンスシャッセは皐月賞(11着)からの参戦だった。馬券に絡んだ11頭の共通点は前走で2000メートルのレースを戦っている点。1600メートルから一気に800メートルの距離延長となる桜花賞組よりはアドバンテージがあるといえるだろう。

 皐月賞に挑戦したバウンスシャッセのレアケースを除く10頭は16年3着のビッシュが前走フローラSで5着だった以外は、全て前走も馬券圏内と好走。つまりフローラSか忘れな草賞で好走した馬が本番でも好走しているパターンがほとんどだ。

 フローラSの勝ち馬モズカッチャンは目下3連勝中。2着のヤマカツグレースはヤマカツエース(重賞5勝)の半妹で、3着フローレスマジックもラキシス(14年エリザベス女王杯を勝利)の全妹と地力に疑う余地はない。忘れな草賞1着のハローユニコーンも強烈な末脚が武器で東京コースは向きそう。今年も別路線組が波乱を演出するかもしれない。

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2017年5月19日のニュース