【オークス】V呼ぶ3頭出し鮫島厩舎、成長一番マナローラに期待

[ 2017年5月19日 05:30 ]

オークスに3頭出しする鮫島厩舎の期待がかかるマナローラ
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 【G1ドキュメント=18日】先週のヴィクトリアマイルで◎アドマイヤリードの単勝を射止めた細原。わずか422キロの小さな体で想像を超えるパフォーマンス。改めて「牝馬は気持ちが大事」と感じたレースだった。今週もG1連発を目指し、追い切りからトレセンで穴馬探しに没頭した。

 安易な考え方だが“V率100%”と聞けば、追い掛けたくなるのがギャンブラーのさが。夢のようなデータが目の前に転がっていた。鮫島厩舎はハローユニコーン、マナローラ、モズカッチャンの3頭出しだ。18頭がフルゲートとなった92年以降、同厩舎3頭出しは96年の伊藤雄二元調教師、00年の山内研二師の2回。前者はエアグルーヴで、後者はシルクプリマドンナで共にこのレースを制している。今年も“三本の矢”に勝ち馬が潜んでいるかも。鮫島師を直撃した。

 「どれも接戦を勝ち上がってきた馬たち。桜花賞組も強いけど、うちの馬たちの精神力は本当に凄いからね。クラシックに3頭も出せるなんてそうそうない。このチャンスを生かしたい」

 3頭の中で最もトーンが高かったのがマナローラ。指揮官は「3頭の中での成長力は一番。筋肉が付いて稽古での行きっぷりが良くなった。距離が延びていいタイプ。広い東京は合いそうだね」とG1初制覇へ手応えをにじませていた。

 鞍上は大舞台にめっぽう強い蛯名。そういえば先週のG1も11番人気のデンコウアンジュを2着に導く好騎乗だった。多頭数出しは人気薄から――。不気味な存在だ。

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2017年5月19日のニュース