【NHKマイルC・水曜追い】ミスエルテ激変の兆し 池江師「元に戻って来た」

[ 2017年5月3日 15:01 ]

 “取り扱い注意”はミスエルテ(牝3=池江)だ。新馬、ファンタジーSを破格の内容で連勝し牡馬相手の朝日杯で1番人気を集めた好素材。桜花賞の凡走(11着)のみで評価急落はいただけない。

 最終追い切りには川田が騎乗し、CWコースで新潟大賞典に向かうトーセンレーヴとの併せ馬。これを追い掛ける形で内に併せたが相手にならなかった。瞬時に突き放し4馬身差の大先着。5F68秒6からラスト1F11秒6。集中力と、いい頃の切れ味が戻った。池江師も安堵(ど)の表情を浮かべる。

 「動きは良かったと思います。今回はだいぶ戻って来た。動きもテンションも前走とは違う。体もたくましくなって来た。テンションに関しては前々走、前走よりはマシというぐらい。成長したというより、元に戻って来た感じ」

 稽古には一定の評価を与えながらも歯切れの悪さが残るのは東京への輸送が控えているから。「こればかりは何とも言えない。一泊するのがいい方に出るのか、どうなのか。迂闊(うかつ)なことは言えない」と指揮官。求められるのは平常心。彼女自身との戦いになる。

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2017年5月3日のニュース