【天皇賞・春】ライデン、松山&池添兼厩舎の勢いで逃げ残り図る

[ 2017年4月28日 05:30 ]

天皇賞・春に挑むヤマカツライデン
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 【G1ドキュメント=27日】池添兼厩舎はヤマカツグレースが先週フローラS2着でオークス出走権を獲得した。2000メートルで重賞4勝ヤマカツエースの妹。直前に好気配を伝えていただけに、小林は10番人気が低い評価に思えた。指揮官に「ちょっと人気がなさ過ぎじゃなかったですか?」と振ると「いやいや。ジョッキー(横山典)もうまく乗ってくれた。先々が楽しみ」と笑顔を見せた。

 そんな上昇機運の厩舎がヤマカツライデンを天皇賞・春に送り出す。ダートから芝に戻り、ここ10戦全てでハナを切る。とにかくきっぷのいい逃げが魅力。今回も沸かせてくれるはず。

 「G1だしそう簡単ではないけど、行かないと見せ場がない。ヨーイドンでは少し足りないし、離して逃げるのが理想。そのあたりは弘平(松山)も考えてくれていると思う」

 皐月賞で晴れてG1ジョッキーとなった松山はこの馬で【3・3・0・2】と良績。昨年挙げた4勝のうち、3勝は松山の手綱。うまくペースを支配し好勝負に持ち込みたい。池添兼師が実戦をイメージしてこう言う。

 「前走は輸送で体が減った。もう元に戻っているし、状態はいいと思う。(ファンから)声が出るような競馬になれば。向正面で“もうちょっと行かんかい”では困るけど(笑い)」

 4コーナーで有力どころをどこまで引き離すことができるか。スタミナ自慢、簡単にはバテないだろう。好調ジョッキーに厩舎の勢い。ゴール前は“そのままっ!”と叫ぶシーンがあるかもしれない。

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2017年4月28日のニュース