【天皇賞・春】復活へ猛調教!マジェスティ5F65秒8

[ 2017年4月27日 05:30 ]

<天皇賞・春>蛯名を背に併せで追い切るディーマジェスティ(右)
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 【G1ドキュメント=26日】長いトンネルに、ほのかな光が見えてきたのか。ディーマジェスティの追い切りを終えた蛯名がわずかに表情を緩める。「イライラ感がなくなってきた感じ。落ち着いてリラックスしながら走っていた」と満足そうに切りだした。心身一如。前走・日経賞時の太めが解消、馬自身が思い通りに動けるようになったことで平常心を取り戻したのか。

 Wコースでハードな併せ馬。ワールドレーヴ(7歳1600万)を3馬身追走し、直線では鞍上が右ステッキを入れながら激しく追う。馬なりの相手に内から馬体を併せてゴール。脚色は劣勢だったが、時計(5F65秒8)は速い。1週前追い切り(Wコース5F65秒1)に続く猛調教。「絞れるようにやっている。長いところ(3200メートル)を走るのだから(体を)スムーズにしたい。このひと追いでスキッとしてくれば」。同騎手は馬場の出口で待ち構える梅崎ら記者陣に語った。

 追い切り後の記者会見に臨んだ二ノ宮師も体つきの変化に触れた。「(馬体重6キロ増の)前走は休み明けに加えて成長分もあったと思う。体が伸びるというより、背中から腰にかけてまとまる(幅が出る)ような体形になった」。昨秋から体重は増え続けている。セントライト記念時の476キロが菊花賞、JCで482キロ、日経賞が488キロ。「これで変わってくれれば。状態は非常にいいので、なんとか全能力を発揮してもらいたい」と同師は皐月賞馬の復活を願っていた。

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